【ダイレクト自動車保険】弁護士費用特約の比較・ランキング:ダイレクト自動車保険の補償内容

■弁護士費用特約(弁護士特約)とは


最近は自動車保険の補償で、「弁護士費用特約(弁護士特約)」という特約(オプション)がある。
既存の損保が保険料単価アップを狙って開発したものである。

このような単価アップを狙った特約は、担当者すらどのような場合に支払われるかよくわかっていない重箱の隅をつついたようなものが多く、個人的にはあまり加入の必要性は感じていないのだが、この弁護士費用特約については、加入する価値が高い商品と思っている。

例えば、「信号待ちで停車していたところ追突された。」としよう。
このような0:100の被害事故では、実は自分の保険会社は何もしてくれない。(相談くらいは乗ってくれると思うが)
そんな場合、百戦錬磨の相手保険会社と直接、自分自身で交渉ができるだろうか?

ほとんどの場合は、相手保険会社との交渉に不安があるはずだ。
交渉に不安がなくても、平日の日中に仕事をしているような方だと、保険会社と交渉する時間すらないはずだ。

こんな場合、弁護士に相手方との交渉を頼める特約がある。
それが「弁護士費用特約」である。

保険料もわずか年間数千円程度であり、法律や事故解決に自身がない方や、 保険会社の営業時間(月~金曜日の日中)に仕事をしている方などはぜひ加入することをオススメする。


■弁護士費用特約(弁護士特約)を比較


弁護士費用特約(弁護士特約)だが、ダイレクト自動車保険各社で微妙に補償内容が違うことをご存知だろうか?

支払われる事故の種類が保険会社によって大きく異なっている。

主な比較ポイントとしては
・通院だけのケガをした場合でも弁護士費用を支払ってもらえるか?
・物損の被害事故でも弁護士費用を支払ってもらえるか?
・弁護士への法律相談費用を支払ってもらえるか?
の3つである。

以下にダイレクト自動車保険各社の弁護士費用特約の補償内容をまとめてみた。


被害事故の弁護士費用特約の補償内容比較
会社名 死亡・後遺障害 入院 通院 物損事故 法律相談費用
東京海上日動 300万円 300万円 300万円 300万円 10万円
アメリカンホーム 300万円 300万円 300万円 300万円 1万円
チューリッヒ 300万円 300万円 300万円 300万円 ×
アクサダイレクト 300万円 300万円 300万円 300万円 ×
ソニー損保 300万円 300万円 300万円 300万円 10万円
三井ダイレクト 300万円 300万円 × × ×
そんぽ24 300万円 300万円 300万円 300万円 10万円
SBI損保 300万円 300万円 300万円 300万円 (300万円)※1

※1:SBI損保の法律相談費用は、訴訟費用と別枠で支払われるのではなく、訴訟費用と同じ枠内で支払われる。


■比較の1点目「通院だけのケガをした場合でも弁護士費用を支払ってもらえるか?」


三井ダイレクト、アクサダイレクトは通院だけのケガでは補償されない。
賠償の範囲を巡って保険会社と争いになるケースが多い、入院に至らない程度のいわゆる「鞭打ち(頚部捻挫)」などで弁護士を依頼できないというのは、特約の価値として低いといわざるを得ない。
実際に鞭打ちで苦しんだことがある方なら、よくお分かりだろうと思う。

なお、チューリッヒ、アメリカンホーム、ソニー損保、そんぽ24、SBI損保は通院のみのケガでも補償される。


■比較の2点目:「物損の被害事故でも弁護士費用を支払ってもらえるか?」


三井ダイレクトのみ物損についての請求は弁護士費用は補償されない。
他のチューリッヒ、アメリカンホーム、アクサ、ソニー損保、そんぽ24、SBI損保は補償される。

物損事故で弁護士委任をするケースはこれまではだんだん増えてきていると感じる。、
例えば、買ったばかりの新車に追突されて、いわゆる「修復歴車」にされてしまった方が「修理費だけの賠償」では納得できないという方もいるだろう。

事故によって自分の車の価値が下落した「評価損(格落ち損害)」を相手保険会社に請求しても、なかなか保険会社は支払おうとしない。
こんなとき、請求を弁護士に依頼したいと考える方には重要な比較ポイントである。



■比較の3点目:「弁護士への法律相談費用を支払ってもらえるか?」


チューリッヒ、アクサ、三井ダイレクトでは補償されない。
アメリカンホーム(1万円まで)、ソニー損保、そんぽ24(10万円)、SBI損保(訴訟費用と合算して300万円まで)の3社のみ補償される。
ただ、法律相談費用の相場は30分5,000円程度なので、アメリカンホームの1万円は実質的に1回くらいしか弁護士に相談することができない。


「相手保険から提示された賠償額が妥当か弁護士に聞いてみたい」
「弁護士に正式に依頼するほどのことではないが、相談してみたい」という場合は意外とあると思うが、この場合に補償されない会社が多いので注意しておきたい。


■弁護士費用特約の比較のまとめ


三井ダイレクトは補償範囲が狭く、追加の保険料を払って「弁護士費用特約」に加入していても実際に利用することができるシーンは極めて限定される。
保険料を安く見せるためとはいえ、いざというときに役に立つことが少ない特約を販売するのはいかがなものだろうか。

ソニー損保・そんぽ24は補償内容が最も充実しており、東京海上日動と同等の補償範囲である。 業界最高水準といえよう。
次いで、SBI損保。

アメリカンホームもソニー損保・そんぽ24に次ぐ充実度で悪くない。


ランキングをつけると、
東京海上日動=ソニー損保=そんぽ24
 > SBI損保
 >
アメリカンホーム
 >
チューリッヒ=アクサダイレクト
 >
三井ダイレクト

ということになる


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