ソニー損保の2004年度決算

sony200403

5月23日 ソニー損保の2004年度決算が発表された。
一般の企業での売上高にあたる正味収入保険料は37,849百万円と、対前期で23%増となった。
自動車保険に限定してみると34,372百万円で、対前期と比べて約63億の増収で、増収率も18.1%増と好調である。
自動車保険だけの保有契約件数は明らかになっていないが、通販自動車保険のリーディングカンパニーの地位を固めつつある。
コンバインドレシオも、広域災害の影響を受けながらも100%以下となっており、米国会計基準では2年連続の単年度黒字とそんぽ24の決算と明暗を分けた形となっている。
まだ、三井ダイレクトなどの決算が発表となっていないが、3年連続通販自動車保険の売上(正味収入保険料)1位になることはほぼ確実だろう。
事故対応に力を入れてきた戦略が消費者に選ばれているのだろうが、以前「ソニー損保が通販1位から転落する日」という記事に書いたように、追われる立場になって、サービスレベルの向上をしつづけられるかどうか、今後のソニー損保に注目して行きたい。


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業績の状況:
当社の主力商品である自動車保険、ガン重点医療保険ともにご契約者数が着実に増加し、2004年度決算での正味収入保険料は37,849百万円(対前年同期比:123%)となりました。また、自動車保険とガン重点医療保険を合わせた保有契約数は65万件を超えています。
 一方、自然災害の多発などにより、保険金支払額や将来の保険金支払いに備えて積立てる支払備金の額が膨らんだことから、経常損失は2,806百万円となりました。
 諸比率については、業務の効率化などにより正味事業費率は34.6%となり、正味損害率(51.9%)と合算した率(コンバインドレシオ)は86.5%になりました。さらに、ソルベンシー・マージン比率は1095.2%(2005年3月末時点)で、基準となる200%を超える十分な支払余力を確保しています。
 なお、ソニーグループの連結決算で適用している米国会計基準(*)では、2003年度に引続いて2004年度の決算でも黒字を達成しており、黒字基調が定着しています。

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