事故対応部門の年末年始休暇

今日から年末年始休暇となった。
新年は5日からという例年に比べると短い期間である。

私のような事故対応部門は、休暇期間が長ければ長いほど気が重くなる。
24時間365日事故対応とどの保険会社もいっているが、事故受付コールセンターは、単なる「事故受付」だけか、せいぜい「初期対応」までしかしない。
このため、休み明けの初日は休暇期間中の事故が大量に事故サービスセンターの担当者に割り振られる。

普段の月曜日では、物損担当者で1人あたり15件くらい。多い社員は20件を超える。
感覚的に10件のうち2件くらいは揉めそうな事故があるので、休み明けにはどの事案から順番に電話すべきか、それを判断するセンスが求められる。
経験が浅い担当者には、コントローラーと呼ばれるリーダー社員が、電話をかける順番まで指示しなければならない。

長期休暇になると、休み明け初日がその分きつくなるが、今回は休暇が短い分、気楽である。

しかし、毎年、正月明けやGW明けになると思うのだが、事故が多い休暇期間にあわせて保険会社が事故対応部門がしないというのはどうも違和感がある。
契約者本意の保険会社であれば、世間の休暇期間は逆に事故対応部門はオープンすべきである。
こういった議論は以前から本社部門で行なわれきているようなのだが、やらない理由としては、「病院や修理工場も休みである。」「相手方の保険会社が休みなので意味がない」ということらしい。
できない理由を探して、新しいことをしないことは簡単である。
「自分たちが業界のスタンダードを崩していこう」という思いがある社員は、少なくとも私の会社にはいないようである。
そういった意味で既存概念にとらわれない環境にあるはずの通販系の損保には期待している。
(それとも通販系も所詮、既存社の文化の寄せ集めに過ぎないのか?)


自動車保険を損保社員が比較

メインサイトはこちらから
自動車保険を元損保社員が比較ランキング


価格.com 自動車保険