そんぽ24が販売代理店を拡充

そんぽ24が、販売代理店を現在の2.2倍の1000店体制を目指すとのニュースがあった。
通販損保は新聞やテレビの広告宣伝でコールセンターに誘導するケースが多いが、代理店を増やし募集を行うようだ。

通販損保の保険料の安さの理由の一つに「代理店を介在させないことによって、代理店手数料に相当する中間コストをカットする」というものがあるが、そんぽ24は代理店手数料を支払ってでも、広告宣伝費をかけるより効果があると判断したようだ。

そんぽ24の代理店を委託するのは、おそらく親会社の日本興亜損保の既存代理店と思われる。
日本興亜としてみれば、近年の通販損保への契約の流出が思ったより大きく、そんぽ24以外の通販損保に契約を取られるのを防ぐ目的で、既存代理店に子会社であるそんぽ24の代理店をやらせるのだろう。

代理店手数料を支払って、さらに安い保険料を提供するとなると、いったいどこの部分のコストを削るのだろうか?事故対応のコストを削るのでなければいいのだが。。。

今回のそんぽ24の代理店戦略は、他の通販に契約がどんどん流れている日本興亜の思惑と、広告宣伝投資を行っても思うように契約が取れないそんぽ24の苦しい台所事情を反映しているように思う。

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<フジサンケイビジネスアイ より>
日本興亜損害保険が全額出資する自動車保険の通信販売専業子会社「そんぽ24損害保険」は、2005年度内に同社の自動車保険の仲介を行う販売代理店を現状比2・2倍の1000店に拡大する。手薄な販売力を強化するには代理店の拡充が欠かせないと判断した。

 仲介窓口を拡充し、顧客との接点を広げることで、06年3月期の正味収入保険料(売上高)を前期比72%増の110億円に引き上げる計画だ。

 増強するのは、同社の通販専用の自動車保険の仲介を行う販売代理店。5月末の店舗数は450店だが、これを1000店まで増やす。

 販売代理店は、それぞれの店舗を訪れた顧客に同社の商品を紹介、そんぽ24のコールセンターやホームページに顧客を誘導する仕組み。そんぽ24は、成約まで至った場合、見返りとして代理店側に手数料を支払う。

 通常の通販専業損保では、新聞やテレビなどを通じた広告宣伝で顧客をコールセンターに誘導するケースが多い。

 ただ、この仕組みの場合、広告宣伝費が膨らみ正味収入保険料に占める経費の比率を示す「事業費」が上昇し、収益圧迫にもつながりやすい。

 そんぽ24は、こうした既存の販売手法を導入するよりも、代理店を仲介させる仕組みの方が費用に対する見返りの効果が大きいと判断した。

 同社は、昨年7月に日本興亜損保が明治安田生命保険から買収した「安田ライフダイレクト損害保険」を前身とする。同10月に社名を「そんぽ24損害保険」に変更した。

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