ソニー損保とチューリッヒが顧客満足度1位

米系コンサルティング会社による自動車保険の顧客満足度調査の結果が発表となった。
総合評価で1位がソニー損保とチューリッヒということとなり、3位にアクサ、5位に三井ダイレクトと上位5位のうち5位に通販系自動車保険がランクインという結果となった。

一方、既存国内損保はかろうじて東京海上と三井住友が7位、8位にランクインしたが、ニッセイ同和や損保ジャパンなどはランク外となった。

これまでこのようなランキングはいわゆる「比較サイト」と呼ばれる代理店が発表し、アメリカンホームなどは1位となり、宣伝に利用していたが、ランキングの運営主体が代理店という中立性がないところがやっているだけに、そのデータの信憑性には疑問符がついていた。

しかし、今回、中立性の高いコンサルティング会社のランキングでも通販系自動車保険が上位を占めるという結果となり、やはり保険料の安さに加えて、顧客と直接コミュニケーションをとることによって質の高いサービスを提供していることが評価されているものと思われる。

既存の国内損保を選ぶ理由がだんだん見当たらなくなってきた気がする。

なお、今回のランキングで、保険金請求(要は事故のときの対応)の部門で通販系はチューリッヒだけランクインしているが、これは他の通販系損保が劣っていたのではなく、サンプル数が99以下であったため、ランク対象外となっただけのようである。

<ニュース記事より>
消費者が最も満足している自動車保険会社は、ソニー損害保険とスイスのチューリッヒ

 米系の大手調査コンサルティング会社のJ・D・パワーアジア・パシフィック(東京都港区)が13日発表した、2004年の国内自動車保険会社(外資系を含む)の顧客満足度調査で、新興・外資系損保が、国内大手を上回る支持を得ている実態が明らかになった。

 調査は2001年4月-02年12月に新車を購入した1万2316人を対象に、国内・外資系損害保険17社の自動車保険担当者の対応や企業力、価格、契約プロセス、商品構成、情報入手、情報の分かりやすさなど5つのチェック項目から総合的(満点は1000ポイント)に判断した。

 調査は今回が初めてで、首位を獲得したソニー損保とチューリッヒは、5つの評価項目のすべてで平均値を上回る評価を得た。

 第3位はアクサ損害保険、4位はAIU、5位は三井ダイレクト損害保険で、それぞれ代理店を介さず契約者と直接契約を結ぶ「ダイレクト販売」系の損保会社が上位を独占した。

 一方、国内大手は苦戦。東京海上火災保険は7位、三井住友海上火災保険が8位となったほか、損害保険ジャパンやあいおい損害保険、日本興亜損害保険はそれぞれランク外となるなど厳しい結果となった。


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