ソニー損保・米国会計基準で単年度黒字化

163ff032.gifソニー損保が2003年度決算を発表した。
先日通販系自動車保険で最速で50万件突破ということを書いたが、どうせ広告料をばんばん使って、赤字体質のままだろうと思っていた。
ところが、コンバインドレシオも89.5%となり、米国会計基準では単年度黒字となったということである。
コンバインドレシオとは、保険関係の収益を示す指標で、損害率+事業費率をいう。わかりやすくいうと100%を上回ると赤字ということになる。
米国会計基準と国内会計基準の違いはよくわからないが、どうやら減価償却の考え方と異常危険準備金の有無が違うようである。ようはメートルで計るのかインチで計るのかの違いのようなものではないか。

いずれにしても国内会計基準での単年度黒字化もこの契約増加のペースで行くとそんなに遠い将来にはならないだろう。

通販系は広告料がかかり赤字体質からなかなか抜け出せないだろうと思っていたのが、これは考えを改めさせられたニュースだ。


自動車保険を損保社員が比較

<以下ニュースリリースより>
2003年度は、当社の主力商品である自動車保険、ガン重点医療保険ともにご契約者数が着実に増加し、2003年度の正味収入保険料は30,785百万円(対前年同期比:約128%)となりました。また、自動車保険とガン重点医療保険を合わせた保有契約数は50万件を超えております。
 このほか、業務の効率化などにより正味事業費率は前年度の47.8%から40.4%に改善し、正味損害率(49.1%)と合算した率(コンバインドレシオ)は89.5%になりました。
 さらに、ソルベンシー・マージン比率は2003年度末時点で1,383.5%で、基準となる200%を超える十分な支払余力を確保しています。

(*) 当社では、ソニーグループの連結決算の関係で米国会計基準に基づく業績管理を行っておりますが、2003年度の米国会計基準決算は通年で黒字を達成しました

メインサイトはこちらから
自動車保険を元損保社員が比較ランキング


価格.com 自動車保険