そんぽ24 中間決算

665f7cca.BMP通販自動車保険で中間決算を発表しているのはソニー損保とそんぽ24だけだが、そんぽ24も中間決算を2005年11月22日に発表した。

収入保険料の伸びは、対前期1.3%と極めて低調な伸びとなっている。
2004年度下期は英:ダイレクトライン社による日本興亜損保への売却でごたついていたことが原因かと思われたが、日本興亜グループになって1年が経ったにもかかわらず、この契約の伸びは危機的状況だ。

さらに、2005年度末の業績予測も大幅に下方修正されている。
たしか2005年5月23日発表の2005年度末の収入保険料を「110億円」としていたのだが、わずか半年後の今回の発表では「70億円」となっているのだ。
前回の発表から36%減という下方修正するというのは異常な事態である。

そんぽ24は通販からの敗北宣言といえる発表を行ったり、生保の負け組といっても過言ではない朝日生命との提携を発表したりと、親会社の日本興亜損保の焦りを感じることが出来る。
役員人事の発表をみても、日本興亜損保の部長クラスがそんぽ24の役員として着任してきていることを見ると、そんぽ24は完全にミニ日本興亜損保になりつつある。
ダイレクトライン時代からいる社員はいったいどうなってしまうのか、他人事ながら心配である。

いずれにしても、そんぽ24社長の大森次也氏(日本興亜の元滋賀支店長)はそろそろ結果を残さないとまずいだろう。


自動車保険を損保社員が比較


<以下 ニュースリリース>
業績の概要

■ 損益の概況とソルベンシー・マージン比率の状況
正味収入保険料については3,135百万円となり、前中間期と比べて1.3%増収、その他収益を含めた経常収益は順調に拡大しています。また、コールセンター対応能力増強のため、システム整備ならびにオペレーターの積極採用を行ったことにより、正味事業費は2,437百万円となり、前中間期と比べて19.9%増加しています。この他、正味支払保険金1,593百万円などと合わせた経常費用は4,667百万円となり、前中間期より6.4%増加しました。その結果、中間純損失は1,525百万円となっています。
なお、ソルベンシー・マージン比率は、3,308.0%と高水準を維持し、十分な支払余力を確保しています。


平成17年度トピックス
■ 朝日生命による当社自動車保険の販売開始について
当社と朝日生命保険相互会社(以下、朝日生命)とは、業務の代理等に関する委託契約を締結し、平成18年1月を目処に、朝日生命の営業職員を通じて、当社自動車保険の募集・販売を開始することとなりました。
当社は、朝日生命の販売力によって、自社ブランドの自動車保険の販売実績拡大を目指していきます。

メインサイトはこちらから
自動車保険を元損保社員が比較ランキング


価格.com 自動車保険