ダイレクト各社のロードサービス拡充

ここ最近、ダイレクト損保各社がロードサービスのサービス内容の拡充を発表している。
まとめてクリッピングしておく。

個人的に注目しているのは、ロードサービスの距離拡充よりも、イーデザインの「雪道や砂浜、ぬかるみなどでスリップして抜け出せない状態である場合も、ロードサービスのご利用が可能とする」という点である。

ダイレクト各社のロードサービスでは、JAFでは対象となるような「雪道や砂浜、ぬかるみなどでスリップして抜け出せない状態」でのサービス提供が無料とならないところがあると聞いている。

また機会があったらこの点について各社比較をしてみるつもりだ。


[イーデザイン損保]
1.ご契約されているお車が、雪道や砂浜、ぬかるみなどでスリップして抜け出せない状態である場合も、ロードサービスのご利用が可能とする。

2.ご契約されているお車が、自宅駐車場などの通常保管している場所における事故や故障などにより走行不能となった場合も、レッカーサービスのご利用が可能する。


[SBI損保]
レッカーサービス:お客さまがご指定の修理工場等をご希望の場合、レッカー距離を従来30km→改定後50kmまで無料。


[三井ダイレクト]
(1)レッカーサービスの無料牽(けん)引距離の拡大
レッカーサービスの無料牽(けん)引距離(上限10km)を、当社(ロードサービスセンター)が指定する修理工場までは距離制限なしに変更。
ただし、お客さまが修理工場を指定される場合は、従来10kmだったものを30kmまで拡充。

(2)同一箇所のトラブルに対する90日制限の対象範囲の縮小
90日制限の適用を「車両トラブル緊急対応サービス」における「バッテリー上がり」の際のエンジン再起動、および、「ガソリン10リットルサービス」のみとし、他のサービスについては90日制限の適用を廃止。

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チューリッヒの人身傷害にびっくり

チューリッヒのサイトで人身傷害加入者の保険金額の割合を見た。
人身傷害「無制限」や「1億円」の割合が非常に高くなっている。

顧客にどのような情報提供をして、このような高額な保険金額を選択させているのだろうか。
人身傷害の補償のしくみを正しく理解して加入しているのであればいいのだが。

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2004年に書いた古い記事があったので再掲しておく。

「人身傷害「無制限」を安易に売るな」
http://blog.sonpo-direct.com/2004/08/post-36.html

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携帯で自動車保険更新...損保ジャパン

損保ジャパンが携帯電話での継続手続きを始めたようだ。
既存国内損保がダイレクトのビジネスモデルに近づいていっている。

はたして代理店の存在意義は新規契約獲得だけなのだろうか?


携帯で自動車保険更新...損保ジャパン
 損害保険ジャパンは14日、自動車保険の契約更新を携帯電話で可能にするサービスを15日から始めることを明らかにした。郵送で送られた更新通知に記された「QRコード」を携帯電話で読み取るなど、簡単な操作で更新手続きを完了できるという。

 携帯電話での契約更新を行うのは、大手損保では初めて。損保業界は、インターネット経由で契約を結ぶことができるダイレクト系損保が、割安な保険料と、契約手続きの手軽さなどを武器に販売を伸ばしている。これに対抗し、契約者がダイレクト系損保に契約を乗り換えることを防ぐ。手続きの簡素化が、保険料の値下がりにつながる可能性もある。今後も、新規契約については商品の丁寧な説明が必要だとして、対面販売とする。

(2010年2月15日 読売新聞)

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チューリッヒ 公式twitter開始

SBI損保に続き、チューリッヒも公式twitter(http://twitter.com/ZurichJapan )を開始した。
SBI損保が、「商品・サービス等に関するお問い合わせにつきましては、Twitterではお答えしかねます」いうのとは異なり、チューリッヒは、「お客様からの問い合わせや、お困りのお客様へのプロアクティブな対応」をするといっている。

ダイレクト損保が、こういった新しいツールを使って顧客とコミュニケーションを取っていくのはいい流れではなかろうか。
既存国内損保にはなかなかできない領域だ。

ただ一点気になるのが、チューリッヒのtwitterのツイート内で登場する「アライドアーキテクツ株式会社」という会社と、そこの「モニプラ」というサービスだ。

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アライドアーキテクツ株式会社のサイトを見ると「モニプラとはブログやツイッターやユーチューブなどあらゆる個人メディアを活用してクチコミによる売り上げUPを実現するサービスです」とある。

この会社のサービス内容や、チューリッヒの「モニプラサイト」をみると、チューリッヒは公式twitterの運用をこの会社に外注しているように感じる。

twitterの運用を外注しているか、チューリッヒが自社運用しているかどうかは、質問への回答の速度や専門性を見ればいずれわかるだろう。
私も近日中、twitterアカウントを取得して、ウォッチして行く予定だ。

参考:チューリッヒのモニプラサイト⇒http://monipla.jp/zurich


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2010年1月28日

チューリッヒ保険会社(東京都新宿区 日本における代表者および最高経営責任者 小関 誠)では、お客様とのダイレクトなコミュニケーション・ツールとして「Twitter(ツイッター)」にチューリッヒ保険会社の自動車保険の公式アカウント(アカウント名:ZurichJapan)を開設し、Twinavi公認アカウントとして本格的な運用を開始することをお知らせ致します。

当社は「Twitter(ツイッター)」を通じて、お客様との直接的な接点を増やしていきたいと考えております。キャンペーンやサービス等の最新情報のリアルタイムな提供をはじめ、今後は、お客様からの問い合わせや、お困りのお客様へのプロアクティブな対応、保険に関する豆知識の提供など、Twitterを活用することでサービス品質の向上を実現し、お客様の満足度向上につなげてまいります。


【チューリッヒ保険会社公式Twitterアカウント】
URL:http://twitter.com/ZurichJapan

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あいおい損保の「待たせない電話対応」

あいおい損保が、事故対応システムと電話機能を一体化させて「待たせない電話対応」を実現したニュースを2010年1月25日発表した。


従来は「事故受付番号は何番ですか?」というような「何件もある事故の1件」のような対応をするのが一般的と思われるが、これがなくなると顧客にとっては信頼感につながるだろう。

個人の電話で番号通知をしている人がどれくらいの割合いるのか不明だが、合併前のあいおい損保がこういうサービスを開発するのは、合併会社の主導権を取ろうとしている証拠だろう。


あいおい損害保険株式会社(社長:児玉正之)は、事故対応システムと電話機能を一体化させることで、お客様の電話番号から即座に事故情報を自動検索し、「お待たせしない電話応対」を実現する「CTI(Computer TelephonyIntegration)機能」を搭載した事故対応システム「アンサンブル」を開発いたしました。

 本システムは、本年2月より全国展開を開始し、2011年3月末までに全てのサービスセンターに導入いたします。

【業界初 CTI機能による事故対応システム】

1.事故担当者へのダイレクト着信機能
 お客様の発信電話番号から自動的に事故情報を検索して「該当の担当者」を選定し、担当者の電話にダイレクトに着信。取次ぎなどでお客様をお待たせすることなく応対します。また、該当の事故担当者が電話中や不在の場合には、「着信振り分け機能」により、お客様と最後に電話応対したスタッフの電話に着信しますので、その時々で一番最適な担当者が応対します。

2.電話番号から事故情報を自動検索
 お客様の発信電話番号から自動的に「該当の事故情報」を検索。事故担当者のパソコン画面に事故情報を表示させることで、「いつの事故」の「誰から」の電話か即座に判別でき、スムーズな応対が可能となります。


詳細(pdf)http://www.ioi-sonpo.co.jp/corporate/news/pdf/2010/20100125a.pdf

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日経HRが行った2011年3月卒業予定の都内の大学生・大学院生に対して行ったアンケート調査結果がでていた。

就職したい業界で4位になった一方、就職したくない業界で5位にランクイン。
「生保・損保」が就職したい業界としたくない業界の両方の上位にランクインしたのは面白い。


私は「うつ病」になったことで(理由はそれだけではないが)保険会社を辞めたのだが、その当時の業務のきつさは入社前の想像を大きく上回るものだった。

確かに給料は世間一般と比べるとよかった。しかし一方で失うものも多かった。
被害者や契約者に毎日怒鳴り続けられると、正常な精神状態ではなくなってくる。
何が正義で、誰のために仕事をしているのかわからなくなってきた。

就職活動をしている当時は、会社説明会でも「企業のリスクマネジメント」とか「海外の大型プロジェクトを支える」とかカッコいいことばかり聞かされ、勝手に自分もそういったビジネスマンになれると想像してしまっていた。

学生には、出来るだけ多くのOB・OGと会い(リクルーターではなく)、損保業界のスマートな部門だけでなく代理店営業や損調部門などの泥臭い部門の実情にも目を向けることを強く勧める。

そうでないと私のように、入社前のイメージと入社後のギャップに苦しまされることになる。


☆就職したい業界ランキング
「商社」(29.2%)
「銀行」(26.2%)
「食品」(22.8%)
「生保・損保」(21.3%)
「テレビ・広告」(18.4%)

★就職したくない業界ランキング
「フードサービス」で15.9%
「百貨店・スーパー・コンビニエンスストア」(13.8%)
「証券」(12.7%)
「公務員・教員」(12.6%)
「生保・損保」(11.6%)

インターネットによる調査で、2011年3月卒業予定の都内の大学生・大学院生756人が回答した。調査期間は2009年11月26日から12月2日まで。(日経HR調査)

調査の詳細は http://www.nikkeihr.co.jp/news/news_100115.php

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イーデザイン損保が表記誤りやシステムトラブルが多く発生させている。
特に補償内容の誤表示などはネットでの通販会社の信頼にかかわるものである。

こういったことが続くと、個人情報漏えいなどいつか起こすのではないかと、契約者にとっては気が気がないだろう。

開業間もない会社とはいえ、このあたりはがんばって信頼性を高めてもらいたい。
こういったシステムトラブルを公表する透明性は評価したい。


2009年11月25日

わかるモード(FLASH版)お見積もりの表記誤りについて

 わかるモード(FLASH版)お見積もりの主に運転される方(記名被保険者)の範囲として「お客さま(または配偶者)と同居している親族」と表記すべきところ、誤って「お客さま(ご契約者)と同居している親族」と表記していることが判明しました。画面への正しい内容の反映は2010年1月を予定しております。ご利用の皆さまにはご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございません。

2009年12月3日

WEBサイト一部サービスの接続障害について

 12月1日(火)21:30頃と12月2日(水)11:30頃、弊社WEBサイトにおいて一部サービスが接続しにくい状況にありましたことをお詫び申し上げます。

 現在は復旧しておりますので、ご安心してご利用いただけます。なお、上記時間帯においても、お見積もり・お申し込み等ご利用いただいたサービス内容に関しては問題ありません。

2009年12月29日

モバイルサイトが一部接続しにくかった事象について

 平素は弊社のサービス・商品をご利用いただき、誠にありがとうございます。

弊社モバイルサイトにおいて、12月15日(火)から12月28日(月)の間一部接続しにくい状況が発生しておりました。

お客さまにはご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げますとともに、今後とも弊社のサービス・商品をご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

2010年1月14日

わかる証券モードでのご契約内容の確認が一時ご利用いただけなかった事象について

 平素は弊社のサービス・商品をご利用いただき、誠にありがとうございます。

弊社PCサイトにおいて、1月14日(木)のシステムメンテナンス終了後(6:00)から9:20の間、わかる証券モード(FLASH版)でのご契約内容の確認をご利用いただくことができない状況が発生しておりました。

お客さまにはご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げますとともに、今後とも弊社のサービス・商品をご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

2010年1月19日

お申し込み内容印刷機能の表示不具合について
平素は弊社のサービス・商品をご利用いただき、誠にありがとうございます。

弊社PCサイトにおけるお申し込み内容印刷機能の表示で、以下のとおり一部不具合が発生しておりました。

1.対象となるお客さま
ご契約いただいているお客さまのうち、車両全損時諸費用特約と事故時レンタカー費用特約を同時に付帯され、かつ車載身の回り補償特約を付帯されていないお客さま

2.お客さまへの影響
お申し込み内容印刷機能を使って印刷した際、事故時レンタカー費用特約が付帯されていないように表示されておりました。

ご契約については、車両全損時諸費用特約と事故時レンタカー費用特約は正しく付帯されております。なお、自動車保険証券、契約確認通知書等についても正しく表示されております。

お客さまにはご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げますとともに、今後とも弊社のサービス・商品をご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

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アクサダイレクトが、弁護士費用特約の補償範囲を拡充する改定を発表した。

これまでは「自動車事故」の被害事故限定だったものが、自動車事故以外の被害事故でも弁護士費用の支払い対象となった。

ソニー損保の弁護士費用特約が自動車事故以外の被害事故にも適用されるものだったが、それに追随した形だ。

個人的には、保険料の値上げなしに補償範囲の拡充できるなら、補償範囲は今のままでもその分保険料を値下げしたほうがいいと思うのだが。

ただ、ソニー損保という通販上位会社に商品面で追随していくという姿勢が、消費者にとっていい競争につながるのであれば評価すべきことだ。


(以下 アクサダイレクトのウェブサイトより)

弁護士費用等補償特約(旧特約名「弁護士費用等担保特約」)の補償範囲を拡大しました。
保険料は同水準のまま、従来の自動車事故だけでなく、偶然な事故により被害を被られた場合でも補償の対象となります。
また、相手との交渉や訴訟で必要となる弁護士費用(「損害賠償請求時の弁護士費用保険金」)のほか、
弁護士へ法律相談を行った場合の法律相談費用(「法律相談費用保険金」)を補償します。
(自動車保険の保険始期日が平成22年4月1日以降のご契約より付帯可能です。)

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イーデザイン損保がロードサービスの出動依頼のGPS機能をバージョンアップさせた。

従来は、ロードサービスのデスクに電話をしてから、GPSで位置通知をする必要があったのが、GPSで位置通知をしてから、折り返し電話を待つ流れに変更された。

個人的には「まず電話」というのが自然な流れだと思うので、今回の改定の意図があまり理解できないが、積極的にサービス内容をブラッシュアップしていくイーデザインの姿勢を評価したい。


(以下 IT media 2010年01月18日 16時20分 更新の記事より)


イーデザイン損害保険が、携帯電話のGPS機能を活用したサービスを開始。不慣れな場所で事故にあった場合でも、居場所を知らせやすくなる。
2010年01月18日 16時20分 更新 イーデザイン損害保険が「モバイル位置情報通知サービス」の提供を開始した。

 これまでのサービスでは、利用者が事故などにあった場合に居場所を通知するには、ロードサービスの専用フリーダイヤルに電話をした上で現在位置を通知する必要があった。新サービスでは、

 モバイル位置情報通知サービスは、携帯電話のGPS機能を利用して現在位置を特定し、ロードサービスを提供するもの。これにより、従来のようにロードサービス専用フリーダイヤルに電話する必要がなくなり、携帯サイトから直接、現在位置を通知できるようになる。

 携帯サイトからの通知後、利用者の携帯電話に担当者が連絡を行い、現在位置の情報をもとにロードサービスを提供する。

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SBI損保公式ツイッター開始

SBI損保が2010年1月14日 公式ツイッターを開始したと発表した。



2010年1月14日 SBI損害保険株式会社

2010年1月4日からSBI損保公式ツイッター「sbisonpo」を開始いたしました。

■SBI損保公式ツイッター
http://twitter.com/sbisonpo

 SBI損保のキャンペーン情報やホームページの更新情報などつぶやきますので是非、ご覧下さい。またTwitterユーザの方は是非フォローをお願い致します。

 尚、弊社、商品・サービス等に関するお問い合わせにつきましては、Twitterではお答えしかねますので、下記「各種手続き・お問い合せ」よりお問い合わせ下さい。



おそらく国内損保で初の公式ツイッターと思われる。
私自身、「ツイッター」は最近よくニュースや雑誌で見かけるものの、実際には使ったことがなかったが、SBI損保の公式ツイッターを見てみると、堅苦しいコメントばかりではなく、書き手の人柄が何んとなく伝わってくるアナログ感があっていい感じだ。

一点惜しむべきは、「商品・サービス等に関するお問い合わせにつきましては、Twitterではお答えしかねますので」というところだ。
チャットによるサポートをやっているSBI損保なら、ツイッターでのカスタマーサポートも可能ではないだろうか?

いつ質問があるか分からないため、企業の公式ツイッターというのは24時間体制で監視できる体制がないと一方的な情報発信しかできないものなのかもしれない。

国内損保初の試みとして、興味深く観察していきたい。
こういう「業界初」的なニュースは楽しい。

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