保険を使うと、通常は割引等級が3ランクダウンし、保険料が次年度の契約ではアップする。
そのため、少額の損害で保険を使うと、払ってもらった保険金とアップした保険料とたいして変わらないといったことがある。
例えば、5万円保険で払ってもらって、5万円保険料がアップするといった感じである。
また、等級が3等級下がるということは、元の等級に戻るのに3年かかることになり、逆に保険を使わなければその分割引が進んでいくので、その差は1年分の保険料のアップだけではない。
こういったことを、保険金を支払う際に案内をしないと、契約の更新の時期にトラブルのもととなる。
ソニー損保のサイトの中の「事故解決サービス」のページをみていたところ、事故を起こすと専用サイトで、「保険金請求の判断材料に使える、次年度概算保険料のご案内」と書いてあった。
担当者レベルでは、翌年度の保険料を案内すること結構あるが、会社全体で見ると、やっていない担当者もいたり、サービスレベルがバラバラである。
ソニー損保のように会社全体でこういった情報提供を消費者視点で行なっているのは意義があると思う。